こんにちは、毒親育ちのなきねこです
私は30年以上、生きづらさに悩んできました
今回は「生きづらい」と悩むあなたが
生きづらさを理解し解決するためのヒントを
身近な出来事を例に、お伝えしていきます!
アタッチメントとは
アタッチメント(attachment)とは、生きづらさや人間関係などの悩みを解決するために
不安をやわらげて安心したいという本能的欲求です
タイトルにもある、お化け屋敷でやっている「アタッチメント行動」とは
まさに怖いと思ったときに、誰かにくっついて、安心を得る行動のことです
あなたも友達や恋人とお化け屋敷に入ったときに
恐怖のあまり、友達や恋人の腕をとって
ぴったりくっついて離れなかった、という経験はないでしょうか?
それが「アタッチメント行動」です
「アタッチメント」という言葉は、令和5年12月22日に
こども大綱において、その重要性が打ち出されました
いま、学校や児童福祉の場面で活用され始めています
若者に2人に1人は「しにたい」経験
とつぜんですが
あなたは、安心できる人はいますか…?
助けてくれる人は、周りにいますか…?
一人ぼっちじゃないと思えますか…?
わたしは、安心できる人がいませんでした。
こころから信頼できる大人も、いませんでした。
「だれも自分のことをわかってくれない……」
「誰にも相談できない……」
「苦しくて、もう消えてしまいたいな……」
そんな風に感じながら、青春時代を過ごしてきました
全国の18~29歳の男女14,555人を対象行われた
インターネット調査:日本財団「自さつ意識調査」(2023年)では
「しにたい」とおもったことがある人は44.8%でした
若者の約2人に1人は「しにたい」とおもったことがあるということです。
あなたはこの数字について
多いと思うでしょうか?
少ないと感じるでしょうか?
しにたいと思った理由をみてみると
- 人間関係がうまくいかなかった
- いじめ被害にあった
- 進路に強い不安があった
- 誰にも相談できなかった
などがあります。
あなたは、当てはまりますか?
若者に起きている5つの現実
「自さつ意識調査」(2023年)/ インターネット調査:日本財団 から分かった
若者に起きている5つの現実をご紹介します。
1. 若者の2人に1人は「しにたい」と思った経験がある
しにたいと思うことは、なにも特別なことではなくって
むしろ毎日の生活のなかに、たくさん転がっていたりするんだよ
2. 「しにたい」理由は、人間関係やいじめ、進路に対する不安の割合が高い
「悩みの9割は人間関係によるものである」と
心理学者のアルフレッド・アドラーが言っているよ
だけど「心配事の9割は起こらない」と
禅のスペシャリスト、枡野俊明※さんは話されているんだね
枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。 曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
2006年「ニューズウィーク」日本版にて、「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる。
出典:家庭画報.com より
3. 性被害経験のある人の方がない人に比べて、希し念慮(自さつ願望)が37%高い
性に関係する被害は、人には言いづらいよ
だから相談もできずに抱え込んでしまうことが多いんだよ
4. 性的マイノリティの人は、性被害の経験・希し念慮(自さつ願望)どちらも高い傾向
ゲイやレズビアンなど「LGBTQ+」の人たちのことです
社会のなかで少数派の人も、相談しづらいよね
5. 「しにたい」と思う若者の50%以上が、誰にも相談していない
しにたいほど深刻なのに、誰にも打ち明けられない
理解されないだろうし、人に迷惑をかけたくないって気持ちよく分かる
「しにたい」ほどつらい理由
若者がいまなぜそんなにつらいのでしょうか
どんな理由があるのでしょうか?
SNSによるコミュニケーションの変化
携帯電話を持ち、LINEやインスタで繋がったけど
本当につながってるのは数人 …
そんな若者が増えています
さらに「文章」によるコミュニケーションによって
表情や声のトーンが伝わりにくいので
誤解も生じやすい、といいます
人と密接に関わる機会の減少
SNSで、すぐに繋がれるようになって
連絡もほぼリアルタイムに取り合えるようになりました
とても便利な時代。
むかしは、連絡や待ち合わせも
ひと手間も、ふた手間も、あったようです
いまは気軽に、オンラインで繋がれる時代。
その代償は、あなたの「心の穴」となって
表れているのかもしれません
アタッチメントの重要性
本当の意味で「安心」を得るためには、
どうしたらいいのか?
その手掛かりが「アタッチメント」です
アタッチメントは赤ちゃんの頃から備わっている
安心感を得るための、本能的な行動のことです
NHKスペシャル「アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ」より
NHKの番組サイトでも「アタッチメント」の紹介をされています(2024年5月4日 初回放送)
お時間がありましたらぜひご覧ください
▶動画で見たい方
サイト内の「ダイジェスト動画」から見れます( 4分程度 )
▶テキストで読みたい方 ※こちらのほうが詳しく説明されています
ダイジェスト動画下の「 続きを読む 」から、まとめ記事を読めます)
(下記、NHK番組「アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ」の内容を引用しております)
番組のなかで、子どもを保護者から引きはがし
子供の反応を観察する実験があります
心電計をつけた子どものあおとくんと、お父さんが同じ部屋にいます
平常時は心電図はなだらかな波形ですが
お父さんが部屋から出ていくと、あおとくんの心拍数が一気に上昇します
子どもは、守ってくれる保護者がいなくなると強い不安を感じます
不安を感じた時に、自分を守ってくれる人に
物理的に近づいていって 身の安全を守る行動をします
これを「アタッチメント行動」といいます
自分の中にある「誰かにくっつかなきゃ」というのは
本来は危機的な状況から自分の身を守るための行動です
くっついて「安心したい」というのは
生まれながらの欲求 なのです
お父さんの代わりに見知らぬ女性が入室し
女性に抱っこされると心拍数は少し下がります
でも泣き止みません
アタッチメントは特定の人との間にあり、
自分を守ってくれる人との間にあるといえます
気持ち的なつながりであり
誰でもいいというわけではないのです
お父さんが再入室します
あおとくんの心拍数は徐々に下がっていき、平常に。
国士舘大学文学部専任講師/大久保圭介先生:
「これがまさにアタッチメント行動ですね」
「くっつくことで安心感を獲得して
ネガティブな気持ちを和らげる」
「人が生きていく上で 食べたり 飲んだり 寝たりとか
そういうのと同じようなレベルで自分たちの中に備わってきたものです」
アタッチメントは「こころの安心基地」
(NHK番組「アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ」より引用しています)
アタッチメントのもうひとつの重要な役割があります
子どものあおとくんはお父さんから離れ、ひとりで遊びはじめます
これは、アタッチメントの理論で「探索(たんさく)」といいます
人間は、自分が保護されているという安心感が得られたとき
外の世界で探索することができるのです
保護者という存在を「安心の基地」として使って
そこをベースとして外に出て行って、また不安だなと思ったら元に戻ります
避難所のように駆け込んで、挑戦したり遊んだりするときに
「こころの安心基地」は必要不可欠です
このように、ひとつの心のよりどころであり
子どもの発達にとって、アタッチメントは非常に重要といえます
大人になっても安心したい
アタッチメントは、くっついて「安心したい」という
生まれながらの欲求ということが分かりました
人間関係がうまくいかなかったり、いじめられてしまったり。
進路の不安、将来の不安、悩むことが多すぎます
それなのに、相談できない苦しさ。
のどの奥がつっかえるような
首元をしめつけられているような
そんな苦しみの中で
今日もあなたは生きてくれている
人生はサーフィンみたいなもので
小さな波や大きな波をボードに乗って
上手に乗りこなしていかなければいけません
もしよかったら
どんなことでもコメントにかいてみてくださいね
それでは
最後までお読みいただきありがとうございました!
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